「せんせーオレすっごくいい商売考えたんです」
「何やら嫌な予感がするが・・・どんなだ」
「えっとーおれが女装してーしつこく誘ってくる客を逆に誘ってーそうですね、人気の少ないとことかがいいかなー」
「・・・」
「で、そこには実は怖い顔したお兄さんが立っていて、オレの女に何手ぇ出してんだー!とか言って脅してお金巻き上げるんです!アレ?先生」
「それは美人局という立派な犯罪だ馬鹿者ー!!」
***
「ってことなんですよ。嫌ですよねーほんの冗談なのに」
「うん、で、どうして私がここに呼ばれたのか教えてくれるかいきり丸君」
「新しい商売の手伝いしてもらいたくって」
「新しい商売?」
「はい!オレがある男といけない宿で会う約束してるんでそこに利吉さんが現れて、奥さんに言われたくなかったら金だしなって・・・アレ?利吉さん?」
「同じだから!きりちゃんソレ同じ犯罪だから!!」